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日本CMK、今期の連結売り上げ1380億円を展望
多層板が急増、設計技術者の強化・育成も




 日本CMK(株)(東京都新宿区西新宿6-5-1、Tel.03-5323-0231)は、99年3月期の全社売上高として1070億円(前期は1002億9300万円)を見込んでいる。経常利益は55億円(同53億5800万円)と増益基調を堅持する。また、連結ベースでみると98年3月期では売上高1265億円、経常利益41億円となった。経常は前期比5%マイナスとなったが、これはマレーシアやインドネシアなどの海外法人での為替差損約30億円が足を引っ張った形。営業利益は40%以上も伸びており、市況は好調であったことを裏付けている。今期は売上高で1380億円、経常ベースで50億円台を狙うとみられる。
 単体の今年度の売上高1070億円のうち、多層板が414億円(39%)、片面板261億円(25%)、両面板250億円(24%)、その他136億円(13%)となっている。多層板が前期比10ポイント近く伸びると見込んでいる。片面板が年々比率を下げている。両面板は24〜25%台で変更はない。ちなみに98年3月期では多層板が297億円、片面板278億円、両面板252億円、その他173億円となった。需要先のアプリケーション部門をみてみると、通信分野は23%、モバイルなどの情報分野が17%、自動車関連が15%、音響分野が7%、ビデオ関連が7%、テレビ向けが5%、エアコン向けが2%ほか。この傾向は今年度も続き、通信や情報分野が牽引するとみている。
 今期多層板が急速に拡大するのは、松下電子部品から技術供与を受けて今年8月中にも生産を開始する「アリブ基板」や自前のビルドアップ工法の「クラビス」の本格的な営業展開が見込まれるため。アリブは携帯電話機端末などに売込む。クラビスはパソコン向けのマザーボードなどが有力市場となっている。また同社もBGAなど半導体用パッケージ基板、MCM基板などに本格参入する。
 同社ではまた、今後のデジタル化社会をにらんで設計回路技術者の育成に力を入れている。従来のパターン設計のみでは今後の技術革新にはついていけないとしており、熱特性や電磁波などのシミュレーション技術にも対応できるエンジニアが必要としている。このため現在約150人いる技術者の教育ならびに研修活動にも力を入れていく。

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