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ソニー、低温ポリ反射LCD開発
コントラスト17:1、反射率30%

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ソニー(株)(東京都品川区北品川6-7-35、Tel.03-5448-2111)は、RGBデジタル入力対応の低温ポリシリコンTFTによる反射型LCDを開発した。1999年春に稼働予定のエスティー・エルシーディで製造する。
新開発した低温ポリシリコンTFTによる反射型LCDは、コントラスト比17対1、反射率30%を実現した。画面サイズは4インチと8.6インチで、後方散乱ECB(Electrically
Controlled Birefringence)を採用した。LCD内部にD/A変換回路を組み込むことで、RGBデジタル信号を直接LCD部に入力できるため、周辺回路の簡略化もできる。
今回の30%という高反射率は、各画素表面の金属電極材の表面を形状制御する「RMP(Random
Multi Profile)」構造の拡散反射電極を形成して達成、視認性を飛躍的に高めた。これは多様な表面形状を持つ微小な凹凸構造を面内にランダムに配置し、その拡散特性を最適化することで高反射化した。
また、17対1の高コントラストは、独自の後方散乱ECB方式「BDM(Birefringence
Dispersion Matching)」技術を開発したもので、反射LCDの従来の技術課題である色純度を改善し、良好な白色純度を実現した。これは液晶と位相差板の複屈折位相差の波長分散をマッチングさせることで、短波長と長波長での光の洩れを低減したもの。
また、バックライトに代わる「フロントライト」をスタンレー電気と共同開発し、暗環境下では、サイド型の冷陰極蛍光ランプが発光し、前面に付けた導光板(アクリル系樹脂で厚さ1mm)を伝わって広がった光を反射板によって跳ね返し、視認性を高める新しい構造を取っている。4インチ型の輝度は20cd/平方メートルで、ランプ消費電力は0.7W。8.6インチ型は輝度10cd/平方メートルで、消費電力1.2W。
開発品のその他の仕様は、8.6インチが画素数1024×384、ドットピッチ67.0×201.0μm、開口率92%、表示形式1/2
VGA、消費電力0.35Wである。4インチは画素数320×240、ドットピッチ84.0×252.0μm、開口率94%、表示形式1/4VGA、消費電力0.06W。
製造は99年春に稼働するエスティー・エルシーディで行う。
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