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国内13社集計 97年度マイコン生産額は10.1%増の9399億円
生産数量は2億3600万個、16、32ビットへのシフト急ピッチ
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国内13社の97年度のマイコン生産額合計は、前年度比10.1%増の9399億円と2桁の成長を達成した。マイコンはDRAM市況の低迷とは対称的に好調に推移、横ばいだったリコーを除きすべてのメーカーが前年度の生産額を上回った。97年6月時点での月産数量の合計では、前年同期比4.4%増の2億3600万個となった。金額ベースでは2桁増となったが、数量ベースでは横ばいといったメーカーが多かった。4ビットから8、16、32ビットへのシフトが急ピッチで進んでいると見られる。
97年度は上位12社が前年度比プラスとなった。96年度には前年度に対し20%以上の突出した成長率を達成したメーカーが4社あったが、97年度はほとんどが1桁台の伸びにとどまった。97年度に2桁成長を達成したのは松下電子工業、富士通、ソニーの3社だけで、いずれも前年度比20%増には至っていない。また、生産数量では6社が増産、残り7社はすべて横ばいとなっている。増産規模は日立製作所が200万個、松下電子工業が400万個、シャープ、三洋電機、ローム、セイコーエプソンがそれぞれ100万個となっている。
ランキングでは、NEC、三菱電機、日立製作所の上位3社に変動はなかったが、4位には松下電子工業が浮上、富士通と入れ替わった。上位5社はいずれも1000億円を突破、5社合計で7450億円に達しており全体の79.3%と約8割を占める。また、上位5社は自社の半導体生産額に占めるマイコン比率も高く、富士通を除き軒並み20%以上に達している。6位の東芝、7位のシャープは前年度と同位置をキープ、前年度9位に後退したソニーがロームを抜きシャープに並んで7位につけた。10位以下は順位に動きはなかった。
最大手のNECは、前年度比8.7%増の2500億円を達成したとみられ2位以下を大きく引き離している。生産規模は月産5500万個と横ばいで4/8ビットが中心で8ビットが半分以上に達する。16ビットも堅調だが、32ビットのV/VRシリーズが伸長している。98年6月には月産500万個となっており、前年に比べ150万個の増産となっており好調だ。
2位の日立製作所は、前年度比9.4%増の1750億円となった。生産規模も月産3000万個に達しているもよう。8/16ビットのH8シリーズと32ビットRISCのSHシリーズが主力製品。97年度はH8シリーズを中心に伸張したが、SHシリーズは横ばいの200億円と奮わなかった。3位の三菱電機は、前年度比4.5%増の1150億円と堅調に推移した。8、16ビットに注力、8ビットが月産1400万個、16ビットが同900万個とそれぞれ100万個ずつ増産した。4ビットは月産1000万個と100万個の減産となった。また、32ビット組み込み型RISCマイコンのM32Rシリーズも月産50万個に達している。
松下電子工業は1050億円となり4位に浮上、マイコン比率は13社中最も高い28.4%に達している。同社は民生向けの4、8ビットが中心で生産数量は月産3200万個と増産している。今後、16ビットにも注力していくとみられる。富士通は8、16、32ビットに特化、中でも、16、32ビットに注力している。多ビット品へのシフトにより生産規模は横ばいだが、生産額は前年度比11.1%増の1000億円となった。東芝も前年度比7.7%増の700億円と好調だ。8ビットが中心で生産額の5〜6割を占める。また、32、64ビットのRISCマイコンを強化する方針を打ち出している。
7位以下のメーカーでは、ソニーが前年度比17.1%増の240億円と伸長した。シャープ、ローム、三洋電機、セイコーエプソン、沖電気工業も堅調に推移した。
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