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97年度MOSメモリー生産額、5.3%減の1兆4691億円
2年連続のマイナス成長
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 国内上位12社のMOSメモリー生産額の合計は、97年度は前年度比5.3%減の1兆4691億円となった。前年度比34.3%減と一気に後退した96年度に続き2年連続してマイナス成長となった。96年初頭から97年にかけ16MDRAMが劇的に下落、それに引っ張られて64MDRAMも下落しており伸び悩んだ。
 メモリー生産額で前年度を上回ったのは、NEC(1.1%増)、富士通(16.2%増)、シャープ(11.1%増)、沖電気工業(3.2%増)、三洋電機(13.4%増)、セイコーエプソン(11.1%増)の6社であり、2桁増を達成したメーカーが4社あった。
 富士通はフラッシュメモリーを増産しており、98年6月時点での生産規模は月産1200万個で1年前の3倍に膨れ上がっている。三洋電機もフラッシュメモリーを増産、月産1000万個に達しており、前年に比べ2倍の生産規模に達している。シャープもフラッシュメモリー、マスクROMを増産している。
 反対に、マイナス幅が大きかったのは東芝で前年度比21.7%減となった。東芝は64MDRAMを前年に比べ3倍の月産350万個に増産、またSRAMも増産基調にあるが、16MDRAMの大幅な減産などメモリー価格の下落を吸収するまでには至っておらず、ランキングは4位に後退、富士通が3位に浮上した。
 その他、日立製作所は前年度比17.3%減と苦戦したが、2位はキープした。また、ソニーも汎用SRAMを減産し高速品にシフトしているため生産額が減額、日鉄セミコンダクターと順位が入れ替わった。
 また、全半導体生産額に占めるMOSメモリー生産額の比率は各社各様の動きを示している。97年度のMOSメモリー比率の高いメーカーを順に並べると、上位3社は(1)日鉄セミコンダクター100.0%(前年度99.8%)、(2)沖電気工業46.6%(同43.8%)、(3)シャープ43.5%(同39.7%)と40%を超えている。
 以下、(4)富士通37.0%(同33.0%)、(5)日立製作所35.0%(同38.0%)、(6)三菱電機34.3%(同37.5%)、(7)NEC 29.0%(同29.7%)、(8)東芝24.0%(同30.0%)などとなっている。前年度に比べ、富士通が4ポイント,シャープが3.8ポイント,沖電気工業が2.8ポイントそれぞれ増えている。

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