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半導体シリコン、98年度は大幅減収減益に
0.18μm微細化対応など負担増も/不透明な商習慣是正も目指す


 半導体シリコンの需要が急速に減退している。このほど新金属協会シリコン部会が発表した直近のデータによると、98年1〜6月の半期ベースで高純度シリコンの販売は前年同期比3.6%増と、当初の年間成長率7%の半分といった低成長になっている。さらに月を追って悪化しているとしており、一方で300mm時代に向けた研究開発の投資や微細化プロセス対応の投資などが嵩み、98年度通期における売上高ならびに経常利益は大幅な減収減益になるとみられる。
 最近の半導体市況の悪化がシリコンウエハーという基幹材料にも波及してきた。98年上期は97年下期と較べて内需面でマイナス10%、輸出でマイナス18%、平均13%のマイナスと厳しい状況となった。昨年の下期が比較的好調に推移していたことを割り引いても大幅な落ち込みとなった。また、98年の4〜6月と1〜3月と比較してみてもマイナス成長で、月を追って悪化している現状という。多結晶市場は当初予測2%を上回る3.8%を達成している。これは増産対応ならびに輸入品の増加で多結晶の不足問題は解消の方向にある。
 98年下期の市況も読みづらく、現状ではこのまま低調に推移するとみている。一方で、0.18μmの微細化プロセスに対応して、超平坦度の加工プロセスを実現せねばならず、新たに両面研磨技術の導入など研究開発投資などが目白押しとなっている。このため売り上げ面では97年度が4432億9200万円となったが、98年度では10%以上のダウンは避けられないとする見方が有力だ。また、設備投資額は前年度で1138億1400万円であったが、98年はさらに2割前後も下がるとみられる。しかし、研究開発費は前年度並みの263億円台と高水準のレベルに張り付く。経常利益は前年度で367億円の黒字を計上したが、今期は5期ぶりに赤字に転落する。こうした厳しい情勢から、シリコン部会では7月に日本電子機械工業会に対して、ウエハー取り引きについての商習慣の適性化を要請した。国内ではウエハーメーカーはデバイスメーカーと、年2回の価格交渉があり、決着した月より2カ月も以前にさかのぼって価格の改定を迫られたり、製品を納入してから資金を回収するまで、平均140日もかかるなど、不透明な商習慣がまかり通っていた。こうした点の是正を目指す。

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