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DRAM市場、本格回復は2001年/64Mは年末で80%増の月産7220万個
サムスン、NEC、マイクロンで首位争い


 半導体産業新聞は先ごろ、世界のメーカー別DRAM生産動向をまとめた。現在中心の64MDRAMはワールドワイドで月産3890万個に達しており、年末には80%増の月産7220万個に拡大する見通しである。64Mのトップサプライヤーは韓国のサムスン電子で、これをNECが追撃しているが、16Mの覇者マイクロンは一気増産で年末にもトップに立つ勢いである。
 WSTSによれば、世界のDRAM市場の規模は95年にピークを迎え408億3300万ドル(前年比74.4%増)に達したが、96年には251億3200万ドル(38.5%減)、97年には197億9800万ドル(21.2%減)と縮小、98年も引き続き前年比26.6%減の145億3800万ドルと3年連続してマイナス成長が見込まれており、95年の市場規模に比べ35.6%に縮小する。95年にはDRAM市場の全半導体市場に占める比率は28.3%に達していたが、98年には10.8%と大きく下降、DRAM市場の縮小が半導体市場の伸び悩みに直結している。DRAM市場は九九年からは増額に転じ184億2600万ドル(26.7%増)に拡大、2000年には249億4800万ドル(35.4%増)、2001年には336億7500万ドル(35.0%増)に達するが95年水準には達しないと予想している。
 64MDRAMの98年6月時点での生産規模は、月産3890万個に拡大した。前年同月には月産629万個であったのに比べ6倍に跳ね上がり、この1年での各社の増産体制が急ピッチで進んでいることを裏付けている。生産メーカーも前年は13社であったが、現在は14社に増えている。98年末には月産7220万個に増産する見込みであり、現状に比べ8割以上の増産となる。
 64MDRAMでは、サムスン電子が月産850万個で首位。NECが同700万個で追う展開。この2社が大きく3位以下を引き離してトップグループを形成している。16MDRAMで躍進したマイクロンテクノロジーはまだ月産250万個だが、98年末には同1500万個に大幅に増産、トップに立つ。4位以下は日立製作所、三菱電機、東芝、富士通といった日本メーカーが月産400万〜300万個で続くが、98年末での生産規模は各社各様であり大きな開きが出てきそうだ。また、台湾のパワーチップが月産40万個で量産を開始、98年末にかけてProMOS、南亜、バンガードといった台湾メーカーが本格的な量産に着手するもようである。
 16MDRAMの98年6月時点の生産規模はワールドワイドで月産1億4330万個に達しており、前年同月の同1億5550万個からそれほど減っていない。16MDRAMの価格低下がDRAM市場の縮小をもたらしDRAMメーカーの収益を悪化させているが、一部生産調整の動きはあるものの、現状の生産規模では価格下落に歯止めがかかる状況にはない。ただ、98年末には月産1億1130万個になる見込みであり、ようやく減産基調がはっきりしてきたがまだ高水準の生産がしばらく続きそうだ。
 16MDRAMの生産では、マイクロンテクノロジーと現代電子が月産1700万個でトップとなっており、サムスン電子、シーメンス、LGセミコンと続く。韓国勢が相変わらず高水準の生産で推移しているのが目につく他、シーメンスがこの1年で450万個程度増産しトップグループに躍進しているのが注目される。また、日本の大手DRAMメーカーは64MDRAMへのシフトを進め、16MDRAMの減産を加速させている。日立製作所、東芝の両社は98年末には16MDRAMの生産を停止、富士通も大幅に減産する。マイクロンテクノロジーや韓国メーカーも減産基調にあるが、バンガード、パワーチップ、南亜、モーゼルバイテリックといったエイサーを除く台湾メーカーは増産する方針だ。

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