オプトレックス(株)(東京都荒川区東日暮里5-7-18、Tel.03-5811-8760)は、国内各工場にCOF(チップオンフレキ)技術を導入、強化する。そのため1998年度は25億円規模の設備投資を計画している。
同社の98年度設備投資は、後工程のCOF(Chip・On・Flexible)対応を中心に行う。研究開発機能を伴う尼崎工場でCOF技術を確立した後、3カ月内をめどに国内の他の2工場にもCOFを導入する。尼崎工場での技術導入は、ほぼ仕上がっている。98年度(12月期)の設備投資金額は、25億円を予定しているが、これを上回る金額を必要としている。
同社の国内工場は尼崎以外に、新潟の長岡工場(日本精機(株))と広島オプトがある。長岡ではカラーSTN用の第2工場が5月に完成しており、これにより国内3拠点全てがカラー対応となった。同社は携帯電話、モバイルPC、PDA、産業用計測機器、GPSなど全ての分野で、パネルのカラー化を進めている。
生産能力の合計は、国内拠点全てで、月産1550万パネル(52mm×22mm換算)あり、3拠点とも約500万パネル/月で等分するようにしている。技術水準も同等を目指し、顧客からの急な注文に、どの工場でも対応できる柔軟性を持たせることがねらい。
一方中国・江蘇省の張家港では、「張家港保税区光王電子有限公司」を4月中旬に開業しており、モノクロ小型LCDを製造している。場所は上海から長江に沿って150?程上流へ行った場所。従業員は200名体制で、52×22mmの小型パネル換算で月産100万個を若干下回る規模を生産、産業計測機器向けと携帯電話向けに出荷している。人員を350人の3交代制にすれば、月産200万個の設備能力を持つ。
また以前から張家港にあった後工程工場は、新工場から5?位離れた場所で現在も稼働している。ここでは日本の工場からセルを輸入し、組み立て生産を行っている。ピーク時で97年比30万個/月増の月間130万パネルを生産できる。
中国・上海界隈では約100?間隔で、セイコーエプソンのLCD工場(蘇州)とシャープのSTN後工程工場、オプトレックスの張家港工場があり、「LCDトライアングル」を形成している。
オプトレックスは日本のLCD企業で唯一欧州工場を持ち、ドイツ工場では、D(Double)STNおよびSTNを製造している。カラー印刷技術に対応した車載用途が多く、小型換算月産100万個を製造、年間50億円規模を生産している。
同社は東京都文京区湯島に本社があったが、設計、開発、営業、事務など複数部門が別のビルに分散し非効率であったため、98年春から荒川区日暮里に本社を移し、一つのオフィスにまとまった。
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