ソニー(株)(東京都品川区北品川6-7-35、Tel.03-5448-2111)と、(株)豊田自動織機製作所(愛知県刈谷市豊田町2-1、Tel.0566-22-2511)は合弁でLCDの新会社「エスティ・エルシーディ」を設立、新工場を建設しており、初期投資はほぼ終了、1999年4月の本格量産開始に向けて試運転に入る。99年には追加投資を行い、生産能力を2倍以上にする計画である。
新工場は愛知県知多郡東浦町大字緒川字上舟木50の用地約10万7000m2に建設し、2階建て、建築面積1万5960m2(140m×114m)の建屋が完成した。1階には1万920m2のクリーンルームを建設し、設備搬入もほぼ完了し、試験運転を開始する。ガラス基板サイズは600×720mmで、4月から月産6000枚能力で本格量産、6月から出荷開始する。
製品は低温ポリシリコン技術により、9インチ・XGAと4.5インチ・VGAパネルをまず製造する。ハンドヘルドPC、携帯情報端末などPDA用をターゲットに、非発光の反射型および半透過型LCDを出荷、低温ポリシリコン技術が有利な低消費電力製品を生産する。DAコンバーターを内蔵し、デジタルインターフェースで、新市場を創出する。
新工場の2階部分はまだ空いているが、99年内にクリーンルームを建設し、同じサイズのガラス基板に対応した設備を導入し、99年内に月産1万5000枚の体制に仕上げる。カラーフィルターは、オンチップ・カラーフィルターを内製し、それ以外は外注する。
今回の総投資額は500億円。このうち資本金300億円は豊田自動織機とソニーが150億円ずつ折半出資し、残り200億円は新会社「エスティ・エルシーディ」が金融機関から調達する。
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