半導体産業新聞は,12月9日(水)10時〜19時,緊急セミナー「半導体景気はいつ回復するのか?」を,参加希望者多数により会場を急遽変更して開催。このセミナーはデバイス,装置,金融,シンクタンクなどの各分野のスペシャリストによる講演とパネルディスカッションを通して現在の市況と2000年以降のシナリオを徹底検証した。セミナー終了後には懇親会も行われた。
半導体市況は,今まさにどん底の低迷に喘いでいる。DRAMの過剰投資,過剰在庫に端を発した価格急落に加え,MPUを始めとするロジックデバイスにも影響が及び,まさにこれ以下はないといった悪化状態を招いている。デバイス各社は半導体設備投資を絞り込む一方,組織の再構築,人員削減,2000年以降に向けた製品戦略の転換,などの構造改革を進めている。市況低迷は次世代の300mmウエハーの開発も減速させており,半導体商社や関連メーカーでは,倒産も相次いでいる。
しかし,こうしたどん底状況の中で,市況が急上昇する前兆は見え始めている。パソコンから情報家電へという新しいカルチャーがその姿を見せ始めており,システムLSIに今熱い視線が注がれている。CSP,ウエハースケールパッケージ,CMP,エキシマレーザーステッパーなど,新たな時代を切り開く「解」もはっきりと浮上しつつあり,世界の経済構造とリンクする収益重視の新たな経営戦略も模索されている。こうした状況下で本紙は,緊急セミナーとして,「半導体景気はいつ回復するのか?」を開催した。内容は,「ついに見えてきた一気上昇の前兆」と題して,IDC
Japanのメインアナリスト南川
明氏が「半導体産業に今,何が起こっているのか?」と題して基調講演を行い,各分野の注目されるスペシャリストが様々な角度から現在の市況と2000年以降のシナリオを徹底検証し,次々と講演。エービーエヌ・アムロ証券調査部のシニア・アナリスト大山聰氏が「証券から見た回復の前兆と分析」,日本興業銀行市場投資調査部のシニア・アナリスト石野雅彦氏が「銀行から見た回復の前兆と分析」,WSTS日本協議会会長の釜原紘一氏(三菱電機)が「デバイス・メーカーから見た回復の前兆と分析」,SEMIジャパン情報技術部の小松崎靖男氏が「装置メーカーから見た回復の前兆と分析」を夫々講演の後,全講演者と受講者参加によるパネルディスカッション「半導体景気はいつ回復するのか?」を行い,本紙編集長
泉谷 渉 が司会を務めた。
参加者の多くが,業界の情報を報告し,講演者と共に一気上昇の前兆を検証する形となった。その後の懇親会でも情報交換が活発に行われ,神田明神境内の明神会館は丸一日熱気につつまれた。
トップページに戻る
|