TFT液晶、98年度は10%増/6880億円/液晶全体では微増、価格下落が影響/松下(24%増)、NEC(18%増)が高成長
本紙集計によるTFT液晶モジュール売上高は、96年度が前年度比44%増の5697億円と大きく伸ばしたが、97年度は同年度後半からの値崩れで前年度比10%増の6273億円、98年度も価格は下がり続け同年度秋口から需給がバランスしたものの前年度比10%増の6880億円にとどまる見通しである。STNを含む液晶業界全体では、97年度は10%増、98年度は1%増と微増の見通し。今年に入ってTFT液晶の品薄感が強まっているのを背景にメーカーは値上げ交渉を進めており、99年度は値上げ分が寄与してくるほか、大型パネルサイズへの生産移行などで、生産額は高い伸び率が予想される。
フォトマスクメーカー、デバイスの要求スピードに対応苦慮/0.18μm以下の高性能製品がボトルネック、今秋には解消の方向へ/検査・修正装置の体制整備が緊急課題に、投資も巨額に
フォトマスク/レチクル業界が注目されている。製品コストがなかなか下がらないためデバイスメーカーは苛立ちを強めている。検査・修正装置の体制整備が遅れているのが問題と指摘する関係者も多い。特に0.18μm以下の製品供給がネックとなっている。また、位相シフトマスクなど従来のシフター層とは異なった製品の要求も増えてきており、マスクメーカーにとっては品揃強化も急がれている。こうした動きが問題化してきているのは半導体デバイスメーカーの微細化技術の開発が加速しているためだ。従来は試作から量産までのスケジュールが2年ほどあったものが現在では1年から1年半ほどに短縮化されてきており、その要求スピードにマスクの価格・性能が追いつかない状況が出てきている。

半導体用フォトマスクの製造現場
台湾配線板業界〜有力研究機関・メーカー特別インタビュー
台湾配線板は3000億円突破へ/BGA・ビルドアップ基板にも展開/中国大陸進出を加速
台湾のハイテク産業は半導体ファンドリーとしての側面のみならず、もともとパソコン向けマザーボード、スキャナーなどの周辺装置の組み立ての世界で最大の供給基地となっている。その基幹商品であるプリント配線板の成長は90年代に入ってからも年平均25%と驚異的な成長率を誇っている。生産額でも3000億円を突破する大きな市場規模を擁するまでになった。
デンソー、EL量産工場を竣工/今夏めどに本格稼働/新組織体制で事業戦略検討/車載用にEL商品化
(株)デンソー(愛知県刈谷市昭和町1−1、Tel.0566-25-5511)は、高棚製作所(愛知県安城市)に建設していたELの量産工場(504工場)を竣工、今夏ごろの稼働をめどに設備を搬入している。社内組織を1月1日付で従来の16事業部制から4事業グループ、2事業部に組織変更し、電子機器事業グループデバイス事業部としてディスプレー事業の体制も整い、今後の事業戦略を固めている。

高棚製作所に建設したEL量産工場
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