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韓国プリント回路 史上初の貿易赤字へ

 06年PCB産業規模は1.06兆円
 半導体向けなどが市場牽引
 高付加製品割合が年々高まる

 韓国において、20年間以上も「輸出親孝行商品」に位置づけられてきたプリント回路板(PCB)産業が、史上初めて貿易赤字に転換した。最近、韓国経済産業省が集計した部品・素材の貿易統計によると、2006年に入ってから2月までのPCB輸出額は2億4649万USドルである反面、輸入額は2億4720万USドルを記録、70万USドル程度の貿易赤字という結果になったという。
 PCB産業の貿易収支が累積集計で赤字を記録したのは、今回が初めて。韓国PCB産業は80年代初頭から黒字を堅持してきており、とりわけ、96年から04年までは毎年2億USドル規模の大幅な黒字を達成してきただけに、今回の赤字基調の流れにPCB産業界では危機意識が強まりつつある。
 一方、04年下半期以降から回復をみせながら成長してきた韓国PCB産業は、05年上半期以降にも持続的な成長が見込まれたが、当初の予想とは裏腹に、05年上半期には直前期比横ばい水準を記録した。しかし、05年下半期からは携帯電話、半導体、LCD向けなどのPCB市場の需要増で全体的には高成長を謳歌しつつあるといえよう。
 KPCA(韓国電子回路産業協会:朴完赫会長)の調査によれば、05年韓国PCB製造産業は、ビルドアップ基板およびフレキシブルPCBに対する10〜20%に及ぶ販売価格の引下げが原因で、当初予想よりやや低調。6037億円(1円は8ウォン)を記録。これは04年対比20%程度成長した規模であり、とりわけ、DDR2 DRAMがBoC(Board on Chip)をパッケージ用の基板として採用しながら、ICサブストレートの成長率(38%)がフレキシブルPCBの成長率(18%)を大幅に上回ることによって、韓国PCB製造産業の成長を牽引した。また、05年韓国PCB全体産業(基板、装置、材料など)は、前年対比23%増の約9250億円を達成。基板製造部門が6025億円、材料部門が1425億円、装置・薬品・外注部門が1800億円規模で推移した。なお、今年は前年比14%増の約1兆563億円規模になる見通し。加えて、韓国PCB関連産業を分類すると、基板製造、材料、装置・設備、薬品、外注、設計および貿易部門などを含めた関連企業数は約700〜800社と推定される。
(ソウル・嚴在漢記者)

韓国PCB産業の生産額推移及び展望






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