|
|
![]() |
||
| 2007年8月29日 水曜日 | |||
|
|
外資系半導体 07年上半期は低調 PC市況低迷が影響 4〜6月の出荷増は価格下落で相殺 下半期は反転の可能性 2007年上半期(1〜6月)を終えた外資系半導体製造大手の売上高/収益は、ハイニックス(韓国)を除いて低調だった。上半期は、世界のPC出荷が前年より減退し、メモリー供給過剰となりDRAM価格は大幅低落、MPUの平均販売価格も下がった。7〜12月の下半期には、PCの販売は回復拡大し、通年で前年比10%以上増の2億6000万台規模が期待されている。携帯電話とデジタル家電は、4〜6月からすでに回復基調に入ったという。 米国のMPU製造2社は、6カ月間の売上高が前年比微増、インテルは17%の営業利益率となり例年より低調、AMDは36%の営業赤字率。TIは売上高が前年同期比6%減、営業利益は27%を確保。マイクロンは、売上高で前年同期比9%増だが営業赤字。 欧州の雄であるSTマイクロは、売上高は前年比減、営業損益は赤字。DRAMのキマンダは、売上高で前年同期比12%増だが、利益率は極薄。 世界2位のサムスン電子は、売上高で横ばい、営業利益率は10%だが例年よりかなり低い。唯一好調なハイニックスは、1〜3月期に前年同期比70%成長し、これが上半期の数字好調に反映されている。受託製造のTSMCは前年比2桁減の売上高だが、31%の純利益率を保持。 各社別に4〜6月期の動向を概観する。インテルは、MPUの出荷個数が1〜3月期よりも増加したが、平均販売価格が低下したため、売上高の前年比伸び率は相殺された。チップセットは四半期別で過去最高の出荷数、マザーボードは減少した。NOR型フラッシュメモリーの需要は予測を下回った。 AMDの4〜6月期は、MPUの出荷数が直前期比38%増加したが、デスクトップPC用の平均単価が低下した。グラフィックス・プロセッサーは、主要なモバイルとデスクトップPCのOEM企業からデザイン・ウィン需要が拡大したという。携帯機器用は出荷数が低下し、デジタルTV用は拡大した。例年、季節的に上向きとなる7〜9月期には売上拡大を予想。 TIの4〜6月期は、高性能アナログ半導体の売上高は伸びたが、携帯電話向けアナログが減少して相殺された。DSPは携帯向けで需要増だが、それ以外の広範囲にわたる製品で需要が減退。DLPは、増加傾向だが、前年同期比減少。 マイクロンは、3〜5月期に、NAND型フラッシュメモリーとDRAMで最大30%と15%の製造費用を低減したとするものの、それぞれの市場価格が30%と35%低下し相殺された。NAND型フラッシュメモリーは、同社メモリー事業の25%を占めるに到り、画像センサーは全売上の11%を構成。 STマイクロは、携帯とデジタル家電向けが回復基調ではあるが、前年水準に到っていない。キマンダの4〜6月期は、DRAMの平均売価が40%減少し、出荷量は28%増加した。同社のPC用途以外への出荷は約50%になった。 サムスン電子は、売上高の大半を構成するメモリー事業が減退、PC市況低迷とDRAMの価格低落が響いた。NAND型フラッシュメモリーは、供給不足が続いている。 ハイニックスの4〜6月期は、DRAM価格が46%激落したが、出荷量は21%増えた。NAND型フラッシュメモリーは、値段が25%上昇し、出荷量はわずかに減ったという。同社の1〜3月期売上高は、直前期比6%減ったが、前年同期比69%成長した。 TSMCの4〜6月期は、1〜3月期より売上額が増加したものの、前年同期の勢いに達していない。北米地域の垂直統合型企業(IDM)によるPC向け0.35〜0.11μm技術の需要が減退した。 ![]() |
||
|
© Copyright 2007 Sangyo Times, Inc. All Rights Reserved |
|||