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2007年9月12日 水曜日
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堅実成長するマイコンビジネス

 07年度も5%台の伸び有力
 日系先頭走るも、海外勢が猛烈な追い上げ

 2007年度のマイコン(MCU)市況は、比較的安定して成長しており、特にエレクトロニクス化が加速している自動車向けや産業機械向け、コンシューマーならびにプリンターなどコンピューター周辺機器向けが引き続き、今後とも牽引する。同業界の動向に詳しいアイサプライ・ジャパン副社長の南川明氏によれば「07年度も前年と同様に5〜6%の成長が見込まれる」としている。ちなみに2006年の全体マーケットは約144億USドルとなり前年比5%の安定成長となったという。

 この中で、トップはルネサステクノロジで、シェア20%強だが、早急に30%まで引き上げ、独走する戦略だ。マイコンはルネサステクノロジやNECエレクトロニクスなど日本勢が比較的強いとされている分野だが、最近は、インフィニオンやマイクロチップなど欧米勢が猛烈な勢いでシェア拡大に転じている。アプリケーションも自動車向けをはじめ産業工作機械などの汎用機器向けの組み込み用途として六割近くを占める。両種目とも安定して成長している点と、セキュリティといった分野のほかにICカード向けなど、ここ最近、急激に需要が拡大しているアプリケーションの存在も目立つ。
 日本勢の強みは何と言っても、16/32ビットの自動車用途向けのマイコンが好調なことだ。また高機能なデジタル家電で培ったシステムとしての完成度の高さが、マイコンデバイス企業・部門との協業関係をさらに強くしており、当面はこの流れが加速すると見られる。
 しかし、白物家電など8ビット品では海外勢の猛追を受けており、一部のシステム機器向けのチップでは想定以上の値下がり攻勢にさらされ、当初見込みの成長率を下回る企業が出るなど、注力商品でありながら、収益力が課題となってきている。
 同事業の将来を左右するのが、優秀なチップ・ソフト設計要員の確保になる。各社は人材の増員を図っているが、それでも対応しきれないのが現実。ルネサスや東芝などは現地マーケットを見据え、中国をはじめ、アジアを中心に継続的な人員の強化を推進する。「チップ(ハードウエア)の設計要員だけではなく、ソフトウエアのエンジニアも不足しており、その確保がビジネスの成功の鍵を握る」(同氏)。

マイコンシェア






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