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| 2008年7月16日 水曜日 | |||
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デジタル・サイネージ向けディスプレー市場が急拡大 2015年には25億米ドルとの予測も 新技術が目白押し、電子ペーパーは実証実験進む ショッピングモール、金融機関、電車や駅などの交通機関、アミューズメント施設において従来型の掲示板やポスターを代替する「デジタル・サイネージ」向け電子ディスプレーの市場が急拡大している。デジタル・サイネージとは、デジタル技術を用いて、主に広告や標識、掲示板など公共向けの情報メディアを対象に、タイムリーに情報を表示するインフォメーションシステムを指すが、流通業界や広告業界が新たなプロモーションツールとして注目しており、それを受けてFPDメーカーも新たなアプリとして力を注ぎ始めた。富士キメラ総研の調べによると、デジタル・サイネージ向けディスプレーの市場規模は、2007年には前年比175%という大幅な増加を遂げ、10万2630台に達した。金額ベースでも同130%と急成長を遂げ、210億円に達している。 従来、広告や標識、掲示板といえば紙のメディアが一般的であったが、張り替えない限り同じ情報を永遠に発信し続ける紙のメディアに比べ、FPDによる情報配信を用いれば紙に比べインパクトのある(視覚効果の高い)情報を発信できる。なおかつ、通信インフラを活用した情報配信と組み合わせれば、タイムリーな情報を提供できる。そのため、流通業界や広告業界が新たな販促・プロモーションツールとして熱い視線を送っている。それを受け、FPDメーカーも、テレビや携帯電話、PCモニターに次ぐ有望アプリとして注目しはじめた。 デジタル・サイネージに使われるFPDは百花繚乱の様相を呈している。すでに液晶やPDP、LEDディスプレーを用いたものが実用化されているが、最近ではこれら以外の新しいディスプレーを用いる潮流も出てきている。これらの新技術の中には、最初からデジタル・サイネージをメーンアプリに見据えたものも多い。 その代表格が電子ペーパーだ。視認性の高さ、電源を切っても表示内容が消えないメモリー性が受け、アマゾンの電子ブック「Kindle」に採用され米国でヒットしたが、上記の特徴はデジタル・サイネージにも適していると考えられており、デジタル・サイネージ向けパネルの開発や実証実験が活発化している。 凸版印刷は、地下鉄仙台駅構内に同社が開発した電子ペーパーによるデジタル・サイネージを設置、文字を中心とした情報や広告を配信する共同実証実験を07年12月から9カ月間の予定で開始している。ここでは72インチの電子ペーパーを3台設置している。 また、ブリヂストンの電子ペーパー「QR-LPD」を用いた実証実験もこの春に行われている。これはジェイアール東日本メカトロニクスとジェイアール東日本企画が共同で行ったもので、自動改札機にQR-LPDを用いたディスプレーを設置し、広告としての表示を行う実証実験が行われた。このほかにもJR東日本は、恵比寿駅で日立製作所と富士通の電子ペーパーを用いた広告の実証実験を行っている。 |
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