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| 2008年8月6日 水曜日 | |||
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デジタル化の波受け成長するDSP市場 周辺機能取り込むSoC化が顕著 無線通信市場への高依存度変わらず デジタル電源、車載など新市場に期待 デジタル機器の隆盛を背景に、高成長を続けているDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)市場。デジタル機器の普及に伴い、デジタル信号処理に特化したプロセッサーであるDSPはその性能・市場ともに飛躍的に広げてきた。こうした性能向上の過程で、アプリケーション側からの要請を受け、CPUとのマルチコア化、マイコンとのSoC化などデバイス構造も多様化が顕著になっており、DSP市場の切り分けは難しくなっている。その中で、半導体産業新聞の推定によると、2007年のDSP市場規模は約80億ドルとなり、前年に対し若干のマイナス成長となったようだ。金額面での携帯電話市場の成熟化、通信インフラ投資の低調などが影響したものと見られる。しかし、SIA(米国半導体工業会)などの調べでは、DSP市場は10年までに年率12.1%の成長を見せるとの見方を示すなど、今後の市場性も引き続き期待されている。 DSP市場の最大の牽引役は、やはり携帯電話を中心とするワイヤレス通信市場(基地局などインフラ含む)である。ある市場調査によれば、DSP市場におけるアプリケーション別比率を見ると、70%を超えるという数字が出ており、その存在感は圧倒的である。この市場では、市場トップのTIが圧倒的な強さを見せている。ただし、先進諸地域での普及はほぼ完了し、新興市場では、台数に比例してDSP市場の売上金額をどこまで牽引するかは不透明との見方もある。DSP各社は、新たな市場の開拓に向け明確に動きつつある。 昨今新たに浮上しているのが、組込み市場と車載市場、さらにはデジタル電源の動きである。デジタル電源は、アナログ制御されていた電源管理をデジタル化することで、電源管理の高精度化と低コスト化を図る。あらゆる電子機器の電源管理がデジタル化されることを考えると、膨大な潜在的市場が予想される。また車載市場は各社が次なる戦略的市場と位置づけている。自動車市場向けの組込みプロセッサー市場は4億ドルとも言われており、自動車の電子化によって、今後10年間でこれが10億ドルに拡大するとの予測もある。さらに医療、産業、ビデオ・イメージングなど様々な組込み市場の台頭が期待されており、その隅々にDSPの潜在市場が隠されている。こうした市場環境の変化が引き金になって、DSP市場の構造やシェア関係も変化が起こるかもしれない。 こうした新興市場においては、異種デバイスとの戦いも浮上している。特にFPGAはその顕著な例であろう。ともに通信インフラ市場をひとつのメーンターゲットとするDSPとFPGAだが、昨今のFPGAは、DSPコアをIPとして取り込み、その性能を強化している。 |
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