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| 2009年3月18日 水曜日 | |||
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太陽電池用バックシートが活況 2010年に市場倍増へ 相次ぐ新規参入 価格・安定供給が成否のカギ 太陽電池モジュールの重要部材のひとつであるバックシート業界が活況だ。長い実績を誇るフッ素樹脂に加えて、フッ素コートやPET系材料の提案が相次いでいる。背景にあるのは世界規模で続く太陽電池の生産拡大。バックシートの市場規模は2010年には倍増すると予測されており、ビジネスチャンスとばかりに参入企業が増えている。最も重要な要求性能である水蒸気バリア性に加えて、適正な価格、さらには需要に応じた安定供給に応えることができるかどうかがバックシートビジネスの成否の決め手になりそうだ。 太陽電池、例えば現在主流の結晶シリコン太陽電池は、200μmを切る非常に薄いシリコンウエハーを用いてセルを作っている。そして、セルは外部からの物理的な衝撃に極めて弱い。 この脆弱なセルを保護するため、太陽電池モジュールは表面をカバーガラスで保護している。一方、裏面については外部からの直接的な衝撃の心配はないが、劣化や発電効率低下の要因となる水蒸気の侵入をブロックする必要がある。そこで活躍するのがバックシートと呼ばれるものである。 バックシートはこれまでデュポンのテドラーに代表されるフッ素樹脂が主流だったが、日本の太陽電池メーカーはフッ素樹脂より安価なPET系樹脂をベースとしたバックシートの移行が進んでいる。一方、欧米のモジュールメーカーは今でも長期信頼性に優れるフッ素樹脂への期待が強い。 ただ、太陽電池の生産急増でテドラーの供給不足が表面化したことも影響し、これを機に新たにバックシートビジネスへの参入を表明する企業が増えている。 バックシートの最大手はオーストリアのイソボルト社で世界シェア30%程度とされる。シェア20%を持つリンテック(米国子会社のMADICO社含む)グループがこれに続く。 MADICO社は現在、海外企業向けにバックシートを供給しているが、リンテックがフッ素コート技術を応用した新型バックシート「リプレア」の国内生産を開始した。 MADICO社は欧米、リンテックは日本およびアジアといったすみ分けでバックシート事業を強化する。10年度にはグループ売上高を現在の4倍の250億円とし、世界シェアトップを狙う。 シェア上位にはリンテックグループのほか、東洋アルミ、MAパッケージングといった企業が名を連ねるなど、日本企業の健闘が目立つ。一方で本格的にバックシートビジネスへの参入を模索する企業も増えてきた。 凸版印刷はデュポンと協業してバックシート事業拡大を図る。同社は独自開発の透明蒸着フィルムに加えて、TPT(テドラー/PET/テドラー)を用いたバックシートの量産拠点を埼玉に整備、近く稼働を始める。生産能力は数GW相当で、10年度には300億円の売上高を見込む。 コバヤシは結晶シリコン&薄膜用のバックシート「コバテックPV」を開発。PETなどの材料は外部調達するが、自社で設計および材料選択を行う。すでに海外モジュールメーカーへの納入実績があり、日本企業への売り込みも始めている。 |
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