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| 2009年4月8日 水曜日 | |||
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移設・グリーン廃棄にビジネスの芽 ライン統廃合契機に注目度高まる LED製造では中古装置活用も 景気の先行き不透明感、深刻な業績の悪化にあえぐデバイスメーカー各社は、2009年度の設備投資を大幅に削減せざるを得ない状況にある。加えて、コスト削減策も打ち出し、国内外の生産ラインの統廃合を急ピッチで進めている。このような半導体業界において、ビジネスの芽が全くないかというと、そうでもない。非常にニッチではあるが、ラインの統合に伴う装置の移設ビジネスや、製造装置のグリーン廃棄など、現況を反映したビジネスが着実に進行している。また、一部ではあるがLED製造などに向けて、中古装置市場は新たな動きを見せつつある。 ◇LED向けなどで中古装置を活用 日本においては、03年ごろから本格的な立ち上がりを見せ始めた中古装置市場。当初は、購入後の稼働・保守などに不安を抱いていた顧客もあったが、現在はそのような懸念も払拭され、ひとつの重要な選択肢として認知されている。なお、従来は6インチ以下のウエハーに対応した装置が主体であった中古市場だが、08年ごろから8インチラインの全閉鎖も出始め、徐々にビジネスの主体が大口径ウエハー対応装置へとシフトしている。なお、8インチラインの丸買いとなると、購入価格は100億円を超える規模。そのため、手がけられるのはファンドなどの支援を得て豊富なキャッシュを有するメーカーに絞られ、プレーヤーの顔ぶれも変化しつつある。 一方、「設備投資が冷え込んでいる今、中古装置市場は買い手市場。6インチウエハー対応装置などは非常に低価格で提供せざるを得ない。逆に言えば、6インチでデバイスの製造を考えているメーカーにとっては大きなチャンスだ」と語るのは、国内大手中古装置メーカー関係者。実際、今年2月に設立が発表されたサムスン電子とサムスン電機によるLED事業の新会社「Samsung LED」においては、サムスン電機の既存ラインとサムスン電子の6インチウエハーライン(3本)が移管されるが、そこにも多くの中古装置が活用されるようだ。 とは言うものの、中古装置市場全体としてみると、マーケットはほぼフリーズした状態にある。回復時期が読めない今、中古装置メーカーは体力勝負を余儀なくされている。しかし、ITバブルがはじけた01年の後、まず立ち上がったのが中古装置市場である。そう考えると、同市場は新規装置市場の回復期を見極めるうえで、大きな指針となるに違いない。 ◇装置の移設ビジネス 昨年から急ピッチで進み始めたラインの統廃合を受け、ひとつの事業として注目度がにわかに高まったのが、製造装置の移設ビジネス(規模によっては数十億円)である。 コスト削減、生産性の向上に向けデバイスメーカーでは、ラインのレイアウト変更などを進めている。装置の移設など、デバイスメーカー側で容易に行えるようなイメージもあるが、それがなかなか一筋縄ではいかない。2〜3台の移設であれば数人のエンジニアでこと足りるが、ライン丸ごとの移設ともなれば、百数十人のエンジニアを手配しなければならない。当然、装置によってはメーカーの担当者も手配し、それら全エンジニアの安全管理、円滑な作業管理、輸送管理など細部にわたる段取りが不可欠となる(加えて検収条項も重要なポイント)。海外への移設ともなれば、その関連作業の量は推して知るべしである。 なお、某大手製造装置メーカーでは、他社の製造装置も含めて装置の移設ビジネスを開始しようとしている。しかし、「競合メーカー側では、快く思っていない現状がある」(同氏)としており、利害関係が絡むケースでは装置メーカー1社がすべての移設を行うことは難しく、やはりサードパーティーなどが調整役として活躍することになりそうだ。 |
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